医学の発展に伴い、ガンの治療方法は劇的に変化してきています。
それは抗がん剤治療にも顕著に現れており、これまで全く効果がなかったガンに対して有効な抗がん剤が見つかったり、副作用によって使用が難しかった抗がん剤でも、別の抗がん剤と上手く組み合わせる事で副作用を抑え、使用可能となったりする例がたくさん存在しています。
その恩恵によって、抗がん剤治療が可能となったのが、前立腺がんです。
元々、前立腺がんは抗がん剤治療が効果を発揮しないガンとして知られていました。
その為、手術による治療や放射線治療が一般的で、男性ホルモンを低下させ増殖を抑える内分泌療法と組み合わせるなどして治癒を目指していました。
また、エストロゲン剤とナイトロジェンマスタードを組み合わせたエストラムスチン等の抗がん剤を使って増殖を防ぐ方法も採られましたが、やはり前述の通り効果はほとんど期待できませんでした。
そんな中、近年において前立腺がんに有効な抗がん剤が発見されました。
それは、ドセタキセルです。
このドセタキセルと他の抗がん剤を組み合わせたところ、前立腺がん患者の6割に効果が発揮されたのです。
特に有効と判断されたのは、年齢や状態に関わらずある程度の効果が発揮された点です。
これによって、前立腺がんは抗がん剤治療も有効であると認められました。
ドセタキセルの副作用は、むくみや下痢、吐き気、発疹、脱毛等です。
一般的な抗がん剤の副作用と考えて差し支えありませんが、むくみが特に顕著のようです。